例会報告


情報産業エルム会 9月例会の報告

9月30日「きゅりあん」にて開催されました。
 <例 会 内 容>

 講師は、株式会社NTTデータユニバーシティ、代表取締役所長の荒川弘煕さん(s46工院)からお話いただきました。荒川さんは、   
 北大や一橋大学の客員教授もやっておられます。

<話の内容>

  1.IT産業における価値の変遷

 ・過去の価値から現在・将来の価値へ

 ・有形資産の価値評価から無形資産の価値評価へ

 ・売上高から利益率へ

 ・「Technology」から「Information」へ、そして「コミュニティ」の時代へ    
  どれだけお客さんをもっているかが大事となるということでした。

荒川講師



 2、北海道産業再生への道

 ・地域経済の動向と北海道

 ・北海道農業は、付加価値の創造が急務、 顧客をTargetingすべきである。

 ・コミュニティを活用したビジネス、サービスの連携フレンドスターという企業がある。コミュニティでそれぞれの特技を     
  出し合い、助けあうこと。陰徳を積むということを狙いとした個人が集結した企業。ソーシャルキャピタル指数が高い     
  組織、集団は「互酬性」を発揮して発展する。


  3、情報産業エルム会のありかた

 ・団塊の世代の生きる道は多種、多様化すべき、

 ・同窓会、県人会などのネットワークの果たす役割はおおきい。

 ・人脈は情報源であり、情報脈がビジネスを創出する。 人脈、知恵の豊富な人材が生き残る。

  例えば、スタンフォード大学は在校生と同窓生のネットワークがすごい。 スタンフォードマフィアというくらい結びつきが     
  ある。 
  それで大学の価値を高めている。  
北大工学部のランク・・・全国17位 
北大の固定資産ランク・・・全国3位 
北海道知的財産ランク・・・全国D 
  会社で言えば、資産が大きいだけで、価値を生み出せないでいる、潰れる会社。情報産業エルム会もネットワークとし     
  て、価値の大きいものになる。モノの価値に捕われていたものとしては、コミュニティを持つ会社、人がこれから強いと     
  いうことで、新しい眼を開かされました。 

        ・例会での風景