情報産業エルム会 2月例会の報告
2月24日「きゅりあん」にて開催されました。 参加者31名
<例 会 内 容>
講演『中国の通信事情』
講師は、アジア・ネットコム・ジャパン梶A代表取締役の岡田智雄さん(S35工)からお話いただきました。 岡田さんは
富士通(株)でニフティサーブの設立に参画し、93年から5年間ニフティの社長を務められ現在、 中国資本のネット会社
を経営しておられます。
<話の内容>
1.中国における通信事業者の状況
・通信会社を南北、中国電信(南)と中国網通(北)に分割
2.自由化の歴史
・郵電部支配から1994年中国電信を独立させたほかに吉通通信、中国
聡通を認可
3.インターネットやブロードバンドサービスの状況
・2003年電気通信事業規模、中国6.1兆円−日本14.5兆円
・2003年ブロードバンドユーザー数、中国3110万人('04年4280万人)−
日本1618万人
公演中の岡田氏
中国のインターネットの統計データは日本よりも中国の方が速く進んでいること、通信機器 はある程度壊れるものでなけ
れば市場に受け入れられない(保守の人が一杯やれない)、1カ月 の通信代120元は北京の平均所得が1200元だと高い
ようだが、都市部ではアルバイトの収入も 大きく実際の収入は3倍くらいはある、など中国特有の状況の話も出て、興味
深い講演でし た。
・例会でのスナップ集