〜〜〜 講演内容 〜〜〜
“事業仕分け”で話題になり、皆様の記憶にも新しい「ペンタフロップスレベルの
膨大な情報を瞬時に処理できるスーパーコンピュータの世界」を、富士通で開発
を統括されている木村昌彦氏(S54工機械)にご講演いただきました。
「スーパーコンピューターは、地球環境やものづくりなどさまざまな人類社会の重
要課題を解決するツールとして注目されている。では、いくつかの事例を紹介します。」
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1) コンピュータ内で自動車をつくる
これまで、自動車の新車開発は、実際にモックアップも含め試作品製作し機能を確認していたが、
スーパーコンピューターをつかうとバーチャル空間で機能確認ができるので、
開発期間が大幅に短縮される。
自動車に限らず、飛行機の開発にも適用されている。
2) 宇宙船「アポロ」の月面着陸シュミレーション
10mのセンサーを駆使し月面をバーチャル空間につくり着陸スミレーションを行った。
もちろん人工衛星の軌道計算等追跡管制システムにもスーパーコンピュータは使われている。
3) 宇宙からの発せられる情報を処理
ハワイにある天文台の望遠鏡が受信したデータの処理を行っている。スーパーカミオカンデが捉えた
超新生爆発情報を処理し、宇宙の成り立ちを調べることにもつかわれている。
4) 核融合
21世紀の文化的生活には原子力の活用が不可欠(異論もあるが)である。
核融合研究に、スーパーコンピューターは、不可欠である。
「スーパーコンピュータ開発、研究は、欧州、米国、中国が先行しており、日本の躊躇は許されない状況である。」
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懇親会の様子
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