情報産業エルム会2月例会の報告

日時 : 平成29年2月14日(火) 午後6時30分から
場所 : 北大東京オフィス (サピアタワー10階)

2月例会は東京駅に隣接している北大東京オフィスで開催し、21名の出席がありました。

会議の冒頭で事務局より、本会会員の吉田幸彦氏が1/22に亡くなられたとの報告があり、参加者全員で黙祷を捧げました。ご冥福をお祈りいたします。

今年度はAIをテーマとして活動を行っており、今回は中村忠行氏をお招きし、以下の内容で講演をして頂きました。

1.講演

【講師】

中村忠行 氏(1968年工学部電子工学科卒業)
北海道情報大学 特任教授

【テーマ】

「 IT ビジネスとAI 」

【講演概要】

IT ビジネスの世界は下記3つのフェーズで進化してきた。

−道具― ―繋がり― ―キーワード―
@DPビジネス ・コンピュータ
・専用回線
・企業と企業 ・情報化
・日本語処理
Ae-ビジネス ・PC
・インターネット
・人と人 ・マルチメディア
・EC
・SNS
Bデジタルビジネス ・ICチップ/センサー
・モバイル
・モノとモノ ・クラウド
・IOT
・ビックデータ

AI は ITの進化とは別な次元のステップとして考えられ、現在は第三次AIブームを迎えている。

1950〜1960年代
第一次AIブーム
コンピュータで「推論・探索」をすることで特定の問題を解く
1980年代
第二次AIブーム
コンピュータに「知識」を入れることで賢くなる
2010年〜
第三次AIブーム
ビッグデータを活用した機械学習、ディープラーニング手法の実現

これから先のAIに関しては 『2045年問題』 がある。これは2045年が シンギュラリティ(技術的得意点) となり、人口知能が全人類の知能を超えるという推測に成り立っている。その前提に立つと以下の変革があるとされる。

  • 工知能の方が人間よりも賢くなる
  • 人口知能が人間の代わりに技術研究や実験を行う
  • 人間の脳を完全にデジタル化できる
  • 医学の進歩により人間を不老不死にできる
  • 人間の仕事が人工知能に奪われ失業問題が起こる

講演の様子

2.新入会員自己紹介・会員からの情報提供

3.懇親会(3階の蕎麦屋さん)

懇親会の様子